天気図 |
この山行時の天気図 ;株式会社ウェザーマップ/気象人 のページへリンクさせていただいております |
装 備 |
水:1.5L ハイドロレーションシステム 1食+行動食1日分
ツエルト、コンロ(中カートリッジ*1)
30Lザック(6.5kg)
手元 ;Wストック or ピッケル
足元 ;雪靴 アイゼン |
good |
剣ヶ峰 |
適量で締まった安定した雪 そして稜線での無風
この条件が揃わなければ、自分の技量では弥山〜剣ヶ峰の稜線は歩けなかったであろう
山では快晴ではなかったが、気温が上がらなかった分、春霞も薄かったのかもしれない
弓ヶ浜や壱岐ノ島も観ることができた |
感 想 |
日本では元々山を御神体として崇めるコトが多いが、伯耆大山は その歴史の古さから特別だ
今は時代の流れと共に仏教的要素が多いが、古代;まだ出雲が倭の大国であった頃、その時点ですでに
伝話になっていたであろう活火山大山。 神話に登場する、その姿を垣間観れた山行でした。
《途方もなく素晴らしい夢幻の姿だ。…大空の果てに鋸のような刻みをつくりながら、或は緑に或は青く、
きびしい線の美しさを見せる山並を越えた更に向こうに光に包まれた幻が一つ天に向かってそそり立つ…》
-神々の国の首都 より-
小泉八雲は、出雲からの大山をそう褒めた
八雲は富士山も登り、チェンバレン教授との親交もあったが、大山は登頂しなかった
-夏山登山道が開かれたのが、大正9年-
もし、八雲が大山頂から出雲の国や壱岐ノ島の展望、そして“あの”北壁を間近で見ていたら、
幻想的描写を得意としていた八雲のことだから、きっと素敵な文章を残してくれただろうに。 |