2000m近い標高と ボール状地形が生み出す粉雪が売りの万座温泉スキー場も、今年は雪不足のようだ。
夜中、完全ドライの万座ハイウェーを登り詰め、アリエスカ横の駐車場で車泊する。
すっかり朝、快晴と無風 そして温泉の香りが「今日は極楽スキーです」と、目覚しに告げてくれた。 |
万座の沢は温泉色 |
青空いっぱいのゲレンデ |
四阿山を望みながら滑り出る |
明るくなって見渡せば、やはり今年は純白の世界とはいかず、青と白に森の色が加わる。
プリンスゲレンデから滑り出て、各コースを滑りながら第五ゲレンデ上へ。
粉雪とはいかないが、重くなく乾いた雪質だ。 |
スキークロスにも挑戦!? |
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第五ゲレンデ上の展望台 |
少し高くなっている第五ゲレンデ上の展望台に登らなくても、浅間山や白根山・草津のゲレンデが良く見え、
さらに展望台に登り信州側を望めば、飯縄や黒姫・妙高の山々が長野の街に裾を伸びやかに広げている
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飯縄山 高妻山 |
黒姫 妙高 |
展望台は滑り台にもなる |
一時のスキーブームによって生まれた、ヒトが山を削って造った
ゲレンデとは明らかに異なる万座のコース。
繰り返された火山の爆発や、硫化水素に負けずに育った木々_
半分は自然が作り出したゲレンデだ。 黒湯コースが閉鎖され、他のコースも雪不足なのか、はたまた無法者多いのか、
以前より立ち入り禁止エリアが多くなってしまっているのが残念だが、
それでもまだ、他のゲレンデはナカナカ味わえない豊さがある。 |
かつての黒湯コース側 |
万座山上部 |
こんな天気が良い休日なのに
滑っている人は少ない |
ウネリの変化が楽しいコース |
万座山ゲレンデの変化あるゲレンデを数本滑り、
次は熊四郎コースで朝日山ゲレンデへ向う。
熊四郎コースの幅はタイトで、スケーティングが必要な個所も多く、
スノボーやゲレンデクルーズを好む方々にとっては
万座山と朝日山を結ぶ連絡路でしかない。
∴熊四郎コースは、自然を楽しみながらミニツアー気分で楽しむのが正解。 |
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最初は白根が顔出す林間コース |
熊四郎ノ谷で視界が開け、
温泉宿が見えてくる |
山スキーぽく岩峰をトラバース |
午前中は、万座山ゲレンデよりも一段と滑っている人がいない朝日山のゲレンデ
適度な斜度と長さのコースで、高速ターンも山々を望みながらのクルージングも楽しめる。
朝日山には今年から、非圧雪バーンが設けれられたそうだが、今日はJr.の選手が大回転の練習をしていた。 |
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囲炉裏がある食堂 |
朝日山のゲレンデベースは、プリンス色も薄らぎ
田舎のゲレンデ風〜のどかな感じが好い |
恐竜の卵!? |
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朝日山の長い方のリフトを降り場は、志賀草津道路に接している - もちろん冬期は車は走れません -
万座観光の黎明期、ここから白根山にロープウェイが架かっていて、ゲレンデ感覚で草津に滑りこめたそうだ。 |
奥万座川の渓谷や湯畑の硫酸化ガスに阻まれ、朝日山から万座山側のゲレンデにはスキーを履いたままでは戻れない。
丁度巡ってきたプリンス行きのシャトルバスに乗り込む。 |
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戻ってきたプリンス側のゲレンデ
午前中よりも滑っている人は増えたが、
それでもリフト待ちは発生しない。
やや雲が多くなったが、朝と同様に
無風なので、リフトに乗っていると
眠くなるほどポカポカ〜
雪質も朝とさほど変わらず、滑るのを
やめる理由はなかった。 |
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