09磐梯山 紅葉の頂 ;山のもの
2010/0*/** up    
岩木山 * 9合目からの登山
2010年 8月 7日(土)
ペア登山 1/2day  行程;2時間20分  移動;1時間30分
東北旅行中に、津軽岩木スカイラインとリフトを使ってお手軽登山
時間・数値・装備及び感想は、この山行時・個人のモノです あくまで参考としてください
省略記号
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岩木山 ;平面略図    岩木山 ;高低略図

 津軽岩木スカイライン(山麓)
嶽きみ畑
前日から弘前に入っていた。
予定では山麓からの登山道、嶽コースか百沢コースを登ろうと考えていたが、今日の津軽富士は、朝から山上に重い雲がのったまま。
『汗かいて景色が無いのは〜』山麓で名物のトウモロコシをかじりながら思う。
岩木山には八合目まで観光有料道路の津軽岩木スカイラインが通っている。
『今日は楽チン登山にしましょう。』
自家用車  20分

8合目 1250m 10:30 入山 気象;曇り 気温;℃ Foma
水道あり
駐車場は広い
8合目駐車場
標高440mの山麓から、九十九折れ道を車で20分登れば標高1250mの8合目へ。
さらにここから9合目まではチェアリフトが
運んでくれる。 ほんとに今日は楽チン登山です。
リフトは往復¥800
ガスで視界無し
リフト 10分

9合目 1470m 10:40 気象;曇り 気温;℃
9合目に到着。相変わらずガスが濃く、鳥ノ海を挟んでそびえる岩木山の頂上もはっきりとは望めない。
汗もかかずに至った場所だが、さすが本州の北端の山 すでに森林限界を超え、周囲の景色は低木とゴロゴロしだした岩と、一気に登山らしい景色になった。
たとえばハイヒールでも楽々至れる岩木山9合目_あとは150m登るだけだが、しかしここから先は、それなりの準備が必要となる。

鳥海山 1502m
九合目の正面は鳥海山
こっちが主頂 
時々ガスが薄くなり頂部が現れる
岩木山は富士山と同じコニーデ型の美しい円錐の山だが、頂は主頂の岩木山と鳥海山、巌鬼山(岩鬼山)の三つの頂を持つ複雑な地形だ。 リフトが到着した9合目は鳥海山の頂直下。 主頂の岩木山には、一旦20mほどコルに下ってから登り返す。
下り登り15分

鳳鳴ヒュッテ 1480m 10:55 気象;曇り 気温;℃
コルからは右手に鳥ノ海の荒々しい噴火口跡を
見下ろしながら、その縁を進む。
大岩を回り込み、火口縁を離れるとすぐに
無人小屋の鳳鳴ヒュッテ、その先には岩が
ゴロゴロの一のおみ坂だ。
コル部
コルで駐車場からの登山道と出合う

今日、最初の登りは一のおみ坂

結構急です
百沢からの登山道はヒュッテで出合う
赤い屋根の鳳鳴ヒュッテ
10分

御倉石 1550m 11:05〜11:10 気象;曇り/晴 気温;℃
一のおみ坂を登っているうちに、急速に青空が広がる。
ちょっとした広場の御倉石で息を整えていると、主頂も登場した。
二のおみ坂
今のうちに
一のおみ坂
晴れてきました!

ここからは、先程よりは斜度が緩くなる二のおみ坂をひと登りだ。
登り 15分

山頂 岩木山 1625m 11:25〜12:10 気象;晴/曇り 気温;℃ Foma
岩木山 山頂
頂には岩木神社奥宮 下界は弘前の街



頂上のバイオトイレは人力撹拌
面積的には広い頂だが、大岩がごろごろしている岩木山の頂上。
最高の青空ではないが、下界で予想したよりもはるかに青い空に満足だ。
大岩を風除けに荷を降ろす。
奥宮を御参りし、お弁当を食べたり、coffeeしたりとゆっくりした。
岩鬼山

またガスが濃くなってきた。 そろそろ下りましょうか
下山開始
下り 30分

9合目 1470m 12:40
鳥ノ海の火口縁は奇岩で 右手がリフト乗り場



ヤマハハコ
登って来た路をゆっくり戻る。 帰りもリフトを使って楽チン登山だ。
リフト 10分

8合目 1250m 12:50 気象;晴/曇り 気温;℃
9合目より下は登ってきた時よりも晴れ間が広がっている。
 8合目の高台からは、七里長浜の弓型海岸線も良く見えた。
天気が良ければ北海道も望めるそうです
七里長浜
下りは怖〜い

ぶなの泉・ブナの森
湧水
津軽岩木スカイラインには69のカーブがあるそうだが、そのNo.37カーブにぶなの泉(しずこ)が沸いている。
石桶に滾々と注ぐ水は、ヒンヤリ冷たく甘さを感じる美味しい水。
この美味しい水の源は、岩木山の中腹を広大に覆っているブナの森だ。
下山者にとっては、なによりの恵み

飲むわ浴びるわ
No.27カーブから少し入ると、ブナの森の遊歩道「巨木の森」があるそうだ
津軽平野のどこからでも観得る岩木山。
今でも八朔には、地域の方々がお山参詣と呼ばれる例大祭として、頂上での御来光に豊作を願うそうだ。山岳信仰というよりも津軽の鎮守さまの“おいわきやま”なのであろう。
その岩木山に祀られているのは安寿姫だと云う。
童話の『安寿と厨子王』や鴎外の『山椒太夫』、さらに遡って中世の説経節「さんせう太夫」の源もととなった伝説だ。
悲しい安寿姫の運命を思ってか、津軽で生まれ育った文豪:太宰治は、岩木山の姿を「十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟たる美女」と例えた。

天気図  この山行時の天気図 ;株式会社ウェザーマップ/気象人 のページへリンクさせていただいております
装 備  各自; 水:1.5Lハイドロレーションシステム   1食+行動食1日分 
 ツエルト、コンロ(中カートリッジ*1)
 ♂=30Lザック(6.0kg)  ♀=15Lザック(4.5Kg)、 手元 ;Wストック   
感想 今回は9合目からの、お手軽登山だったが、幸い頂上では青空も広がり、楽しい山行でした。
なかなか気軽には来られない北の山だが、次回は麓からブナの森を抜けて登ったり、雪の岩木山も挑戦してみたい山です。

この旅行中のレポートは  楽しきもの 10アソベであそべ

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