09磐梯山 紅葉の頂 ;山のもの
2010/01/03 up    
磐梯山 紅葉の頂 * 八方台からの往復
2009年 9月 20日(日)
ペア登山 1day  行程;7時間  移動;4時間25分
プラチナウィークは裏磐梯でキャンプステイ 晴れ間を狙って紅葉の頂へ
時間・数値・装備及び感想は、この山行時・個人のモノです あくまで参考としてください
省略記号
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八方台〜磐梯山;平面略図
駐車場 八方台駐車場 1160m 07:45 気象;晴/曇り 北風 気温;11℃ Foma ×
数多い磐梯山の登山コースで、一番標高差&危険個所の少ないコースが
八方台からの往復です。
裏磐梯のキャンプ場から有料道路ゴールドラインを登って行き、一番標高が
高い場所:峠が登山口のある八方台となる。
我々は7:45分に八方台に着いたのだが、登山口正面の駐車場は既に満車。
峠から200mほど猪苗代方向に進んだ駐車場に車を回す。
ここも満車寸前『すべりこみセ〜フ』でした。
やはりシルバーウィークです〜
アプローチ 5分
駐車場 八方台登山口 1194m 08:15 入山 気象;晴/曇り 北風 気温;11℃ Foma×
水道あり
老若男女 すごい数の登山者です のんびりペースの我々を横目に、小学校就学前のちびっ子から、
杖なのかストックなのか判らない高齢の方まで、次々に磐梯山の頂上を目指し歩き始めている。
我々も登山口にあるポストに登山届を投函し出発だ。
焦ってもしょうがあるまい
登山道は中ノ湯までは幅広く、斜度も緩いので
ピクニック気分だ。
登り 25分
温泉 中ノ湯 1330m 08:40〜08:45 気象;晴/曇り 北風 気温;12℃
元温泉宿は廃墟と化しています 硫黄の香りを感じると中ノ湯に到着。
平坦で開けた場所なので休憩にもってこいの場所だが、休むにはまだ早い。
それより、思ったより天候がすぐれない。
ここでは時々晴れ間も出るが、山上のガスは濃そうだ。
竜胆蕾
樹林帯で展望はありません トコロドコロ紅葉シテマス Please click
中ノ湯の先は徐々に斜度が増し、登山道らしくなってきた。
1400m地点で右に折れ、尾根に取りつく所で視界が開ける。
幸い晴れ間が広がり、我等のベースキャンプが在る桧原湖がよく見えた。
しかし登山道は尾根の南側樹林帯につけられているので遠望はすぐに閉ざされてしまう。
登り 55分
お花畑分岐 1600m 09:40 気象;晴/曇り 無風 気温;12℃
秋色の尾根
秋らしくなってきた!?
1550m辺りでヒョイと平坦な場所に出た。 山頂部はガスの中で良く見えない。
背の低い草木に囲まれながら平坦地をしばらく進むと、お花畑ルートとの分岐点に出る。登りは右に直角に折れて弘法清水へ向かう。
水平道登り 15分
弘法清水 1630m 09:55〜10:15 気象;曇り/晴 北風 気温;12℃ Foma
湧水
ナダラカな登りで弘法清水の小屋に到着だ。 大勢の登山者が休憩、あるいはこれからの行動を思案中。
我々も荷を下ろして一服するとしよう。
阿部小屋、弘法清水 両小屋共宿泊はできません 晴れそうな予感 ここで四合目だそうです
見上げる頂には早い雲が次々とかかり時々姿を消すが、雲の後ろには青空が在る。 『運が良ければ晴れそうだ。』 
弘法大師の清水で喉を潤し荷を背負った。
ここからは登山ね! 赤埴山を観を見下ろす もう少しね♪
左側は火口縁の険しい地形
ここからは斜度が増すが、段や柵などがしっかり整備されているので、特に危ない個所はありません。
登山道が火口から離れ大きく蛇行しだすと、周囲が赤く染まりだした。
振り返れば裏磐梯の高原 Please click Please click
登り 30分
山頂 磐梯山 1819m 10:35〜12:25 気象;曇り→晴 北風 気温;14℃ Foma
どんどん周囲の木々が低くなり、大石がゴロゴロになって、磐梯山の頂上だ。
360°の展望がある独立峰の頂だが、あいにくのガスで30m先もよく見えない状況だ。
しかし、やや強めの風によってガスはどんどん流れ、風上の山形の山々の上にはポッカリと青空へのトンネルが開いている。
『しばらく待つ甲斐はありそう。』と、風裏を陣取った。
これでは手長足長も出てこれまい
今日の磐梯山頂上は大賑わいデス

猪苗代湖
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櫛ヶ峰
山食のランチを済ませ、Coffeeを味わうころには、青空が広がってきた。
昨年の春にスキーを担いで登った磐梯山の頂だが、今日は景色も雰囲気もまるで違う頂上だ。
08山のもの;磐梯山南東沢 山スキー   
すっかり拡がった青空のおかげで猪苗代湖、裏磐梯、安達太良山をはじめとする眺望を得られる。
その中で今回、特に美しく思えたのが会津平野。 見下ろす水田地帯が実り色に輝いていた。
青〜緑〜黄〜白に移り変わるのだ 
黄金色の会津平野
猫魔も久しく滑ってないナァ
 雲を造る飯豊連峰
ひとり新嘗祭
豊穣祝の笛
スイマセン!妻夫木くんのつもりデス
天地人ごっこ
下り 30分
弘法清水 1630m 12:55〜13:10 気象;晴 北風 気温;12℃ Foma
湧水
紅葉ピクニック気分なので、長い時間の頂だったが、そろそろ下山開始。
この時間でも登ってくる方が多いので渋滞も多々発生するが、『まぁ、のんびり行きましょう』
下山開始 沼ノ平
弘法清水に戻ってきた。 まだ多くの方が休憩している。
キノコ汁 ¥300
我々も名物のキノコ汁を頂きましょう。
ここからはお花畑コースを行ってみる
裏磐梯を望みながら
来年の花畑につながる
秋のお花
登ったルートよりも、火口の断崖縁に近づくお花畑コース
春から夏にかけては沢山の花々が迎えてくれるのであろうが、今日はその名残と周囲の風景を楽しむ。
下り水平道 20分
お花畑分岐 1600m 13:30 気象;晴 北風 気温;14℃
紅葉の磐梯山北西斜面
先ほどまで居た、磐梯山の頂は、
午後になり陽を受け、赤く赤く
慎重に、慎重に
ここからは往路と同じ道を下ります
下り 55分
温泉 中ノ湯 1330m 14:25〜14:45 気象;晴 無風 気温;16℃
今日は所々で渋滞が発生するので、登り時と同じぐらいの時間をかけて中ノ湯に戻ってきた。
120年前の大噴火より前は、上ノ湯・下ノ湯・中ノ湯と三っつの温泉が在り、それぞれにこ宿があったそうですが、
現在、地名で残っているのは中ノ湯だけで、10年ほど前まで営業していた温泉宿も今はバラック状態だ。
しかし、温泉は自然の力。今でもボコボコと乳白色の湯を湧き出している。
奥に観えるのが磐梯山
露天風呂の跡でしょうか

みんな足湯〜

紅葉の頂が望めました
登山道のすぐ横ということもあり、さすがに全身で浸かる方は居ない。 みなさん足湯として楽しんでいる。
自分も登山靴の紐を解き足湯する。 直接下から湧いているので場所によっては結構熱い。
見た目は白濁の泥だが、サラサラしているし、やはり高濃度の温泉成分のおかげか、泥パック+温泉のようで気持良い。
下り 25分
駐車場 八方台登山口 1194m 15:10 下山 気象;晴 無風 気温;17℃ Foma ×
水道あり
往路時は気に留めなかったが、登山口辺りの木々は新緑のような輝きだ。
頂上と八方台の高低差は約600m あの頂の紅葉がここまで下りてくるのも、さしてかからないのであろう。
新緑のよう 磐梯山 八方台登山口

キャンプ場へ
八方台から、食料買い出しのため猪苗代側に下りる。
食料は無事調達できたが、せんべやの揚げ饅頭は既に売り切れ『残念…』
国道459で裏磐梯に戻ろうとすると、猪苗代の町を出る前から渋滞している。
しかたなく再びゴールドラインで裏磐梯のベースキャンプに戻った。

猪苗代からの磐梯山
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続きは  楽しきもの 09裏磐梯キャンプステイ

裏磐梯 ママキャンプ場より
【 裏磐梯山 】

天気図  この山行時の天気図 ;株式会社ウェザーマップ/気象人 のページへリンクさせていただいております
装 備  各自; 水:1.5Lハイドロレーションシステム   1食+行動食1日分 
 ツエルト、コンロ(中カートリッジ*1)
 ♂=30Lザック(8.5kg)  ♀=15Lザック(4.0Kg)、 手元 ;Wストック   
感想 自分にとってはピクニック気分の今回の磐梯山。
季節やルートが異なると同じ山が全く違う印象になるのは当たり前かもしれないが、
喘ぎながら独り登った冬の白い世界とはまったく異なる山でした。
山も風景も情景も色々と違いがあって面白かった。


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