山のもの ;海のものとも山のものとも
2006/06/25 up    
南八ヶ岳・赤岳
美濃戸〜赤岳鉱泉〜硫黄岳〜横岳〜赤岳〜阿弥陀岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸

2006/06/19(mon.)〜20(tue.)
 単独・1泊2日・キャンプ・周遊 行程;12時間20分  移動;9時間25分]

花咲く岩稜線 ツクモグサを観に行こう
時間・数値・装備及び感想は、この山行時・個人のモノです あくまでも参考としてください

 梅雨の貴重な晴れ日 山が呼んでいます 雪無し山シーズン始動です。
 雑誌の八ヶ岳/高山植物の特集が目にとまる そういえば 有名な【ツクモグサ】を観たコトが無かった 『よし ヤツに行こう』
 
   自宅→【小淵沢/中央HW】→美濃戸 4時間30分/約240km〈¥4,700〉
 高速から見た甲斐駒が あまりにも素敵だったので白州にチョイ寄り道

甲斐駒ヶ岳

白州から見た南八ヶ岳
中央が今回登る 阿弥陀岳〜赤岳

 美濃戸口からのダート道 凸凹が一段と酷くなった気がする… 道沿いには、【レンゲツツジ】 火が点いたかのように咲き乱れている

1日目 2006/06/19 (mon.)
美濃戸〜北沢〜赤岳鉱泉
行程;1時間50分  移動;1時間45分
今日は赤岳鉱泉までのハイキング のんびりとまいりましょう
美濃戸駐車場 1660m 気象;晴 南微風風 気温;28℃

14:00入山
DoCoMo
蒸し暑い林道 小屋のオバチャンに二日分の駐車料金を支払い、テント泊りの荷を背負う
堰堤広場までは、車が通れる砂利敷きの林道
新緑が梅雨の晴れ間の太陽に照らされて、癒しの緑色が刺さるような刺激となり、
嗅覚にはジャングルの香りで強烈にアピールしてくる
道幅があるので木陰が少なく蒸し暑く、歩きはじめてすぐにTシャツが濡れる
砂利林道
 45分
堰堤広場 1960m 気象;晴 無風 気温;22℃
14:45〜14:50
堰堤広場は清水が流れるため、涼々としている
荷を降ろして一服だ
柳川北沢
梅雨期なので、水量は多いようだ
ヘビイチゴ
堰堤広場からは、人幅の登山道になる
増水時用の森中道もあるが、今日は沢沿いを行ける
沢の右岸、左岸を行き来しながら、緩やかに小屋に
到る北沢のルートは、いつも水の流れる音が聞こえ心地よい
明るい沢の風景は変化があり、飽きることもない
沢に架かる橋も以前より立派になり、無駄な渡渉をしなくて済む
もう少しね〜
横岳の岩屏風が見えてくれば
小屋も近い
錆色
北沢の川底は、ナゼ赤い?
 1時間
赤岳鉱泉 2220m 気象;晴 気温;24℃ (16:00)

15:50着
DoCoMo
0266-72-3939
苦労せずに宿泊地の赤岳鉱泉に着く 美濃戸の駐車場からのんびり歩きで2時間
テントを背負っていても、ここまでなら気にならない
小屋で手続きを済ませてテントを張る 【テント/泊¥1,000】
『今日は湿度が高い フライを張ろう』
赤岳鉱泉は、横岳の西斜面直下に建つ
自分のような一般登山者は勿論、ロックやアイスクライミングのハード系、
また写真や鉱泉目的の人々と、一年中さまざまな人々が集まる場所
もっとも今日は 梅雨の晴れ間とは言え 平日なのでほとんど人は居ない。
時間をもてあますことなく、テントサイトでスケッチを始める
シンボル的な大同心が 横岳に経を唱えるお坊さんのようだ

赤岳鉱泉から観る横岳は迫力ある巨大な岩屏風

大同心・小同心

【深山金鳳花】

赤岳西側 名のまんまです
『 さむっ』 夕方になると先ほどまでの暑さが嘘のように冷え込みだす
スケッチを片付ける 小屋のお風呂に入らせてもらおう 【入浴¥1,000/男女時間別】
木浴槽の鉱泉に、のんびり貸切で浸かる 山泊でお風呂に入れるなんて 『贅沢、贅沢』
夏至期の今、日没は19:00頃 湯からあがってもまだ明るい 残念ながら夕日に染まる紅同心とはならなかった
今夜のテント泊は自分だけ そろそろ夕食といたしましょう 山食としては豪華なメニューをこさえる
満腹になれば、テント場下のせせらぎが心地よい子守歌となる

入浴 女性15:00〜17:00
男性17:00〜19:00
でした

今夜のメニューは
海老ピラフとチキンハッシュのピスタチオ和え&野菜スープ

2日目 2006/06/20 (tue.)
赤岳鉱泉〜硫黄岳〜横岳〜赤岳〜阿弥陀岳〜赤岳鉱泉〜北沢〜美濃戸
行程;10時間30分  移動;7時間40分
高山植物が咲く稜線を行く 目的のツクモグサを観ることはできるカナ?
赤岳鉱泉 2220m 気象;無風 気温;6℃
05:00出立
夏至期は無論 朝も早い 4:00前に鳥たちの大合唱で目覚めた
八ヶ岳稜線の裏が白みだす 外気は予想以上に低い(04:00で5℃)

簡単な朝食を済ませて準備する
レインスーツ上下を着込み テントを撤収 湿度と温度差 フライには朝露がびっしり 『正解だね』
水を補給し、今日の行動に必要な物だけをサブザックに詰めて背負う
テントや寝袋などの大荷物やストックは小屋にデポさせてもらう
小屋の正面から硫黄岳を目指す 樹林帯の中の道は小さな沢を横断しながら山裾を行く
さらにジョウゴ沢を渡り、気持ち 沢沿いに下って尾根の裏に向かう鉄階段を登って行く

Blue of dawn

小屋正面から硫黄岳へ向かう

一般登山道は各沢に入らない
時々 森中で鹿が跳ねる ここ八ヶ岳でも鹿害に悩まされているという

所々急な箇所もあるが 登りやすい道

標高2500m 【マメザクラ】
尾根の裏側に回りこみジグザグに登ってゆく 背の高い木々に囲まれているため展望は無い
 1時間5分
赤岩の頭 2645 気象;曇り 北西風 気温;6℃
06:05

 横岳   赤岳  阿弥陀岳
木々が低くなり森林限界が近づくと、赤岳や阿弥陀岳がリッパに見えてくる
ずいぶん高度を稼いだ事に気がつく
ザレた斜面を登りきれば赤岩ノ頭の基部にたどり着く
峰の松目は [立ち入り禁止]のロープが張られていた
足元は一段とオレンジ色 左手に低木の大斜面が伸びやかに広がり開放気分
しかしその分、風が強まり 登りで汗をかいた身体は冷える
そのまま登り続けると、一部だけ白ザレとなる 火山って不思議だ


赤岩の頭から見た硫黄岳
頂上が近づくと【シャクナゲ】が開花している
右のジョウゴ沢火口側はスパッと切れ落ちている

 -シャクナゲ-

この辺りのシャクナゲは同じ株に黄・白・桃色の花が点いている
成長と共に紅がさすと言うが…
【ハクサンシャクナゲ】と【キバナシャクナゲ】の雑種【ニッコウキバナシャクナゲ】なのかもしれない。
横岳稜線の花は、艶やかなクリーム色で一目瞭然なのだが…
硫黄岳付近の【キバナシャクナゲ自生地】は
天然記念だそうだ

【シャクナゲ】と尖岩
 15分
硫黄岳 2750 気象;曇り 北西風 気温;5℃
06:20〜06:50
DoCoMo
尖岩を回り込めば、平らな硫黄岳山頂広場に到着する
富士山、南中北の各アルプス、浅間など標高の高い山々が朝霞に浮かんでいる

少し天狗岳方面に足を運び硫黄岳の爆裂火口壁を見に行く
八ヶ岳はすべて火山性の生い立ち その中でも新しい火口跡がここ
もはや噴煙や硫黄臭は無いが、今でも噴火時の力が支配していそうで、
足元のガケの危険性よりも、その存在・名残が恐ろしく近寄りがたい感覚
 『山を吹き飛ばす爆裂ってどんなだったのだろう?』
再び硫黄岳山頂に戻る 北斜面にも沢山【シャクナゲ】が群生している

にしても、この山頂はいつも風が強い 今日も北西の冷たい風が吹きぬけている
『半袖Tシャツとレインスーツだけでは寒いぞ』
ロボット雨量計跡(=背の低い非難小屋)の風裏で休憩する

爆裂火口壁

この非難小屋はありがたいです

槍穂

ケルンに導かれ大ダルミ へ
 15分
硫黄岳山荘 2650m 気象;曇り/晴 北西風 気温;7℃
07:05〜07:50
090-3142-8469
硫黄岳山荘にはカラフルなタルチョがはためきチベット風
山荘横には高山植物の探勝路が整備されている
高山植物のコトをあまりにも判らない自分 勉強のため散策する

新鮮 【ハクサンイチゲ】

星マーク 【ミネズオウ】

【イワウメ】

【コマクサ】は7月末

【シナノキンバイ】

【オヤマノエンドウ】

【ウルップソウ = 得撫草】
 もうちょい!
探勝路のある東斜面は風裏のため暑くなってきた
散策後、山荘でcoffee〈¥400)を頂きながらレインパンツを脱ぐ
ポスターに〔夏沢鉱泉/冬季-雪上車で送迎〕 『素敵カモ!』
 -タルチョとルンタ-
タルチョ(祈祷旗)にはルンタ(風馬)が描かれている
「旗が風にはためくと馬が天を駆けて仏法を広める」チベット仏教の風習。
四角でも三角でも、描かれているのが馬でも菩薩様でもタルチョだしルンタ。
地方で呼び名は異なる 紙のルンタを撒く事もあるそうだ。 日本で行うなら経文の代わりに山行安全や自然保護を書くのはどうでしょうか!?

さすがに経文は書かれていない

駒草神社とタルチョ&ルンタ
 20分
台座ノ頭 2785m 気象;曇り/晴 北西微風 気温;8℃
08:10
正面にある台座ノ頭へ〔ぐいっ〕と直登 頂にはロープが張られ西側をトラバース まだ足元はザレと石だ
この先の稜線脇には【キバナシャクナゲ】が咲き乱れている
先ほどの硫黄岳周辺のモノと異なり 淡いクリ−ム色 緑の潅木とのコントラストが美しい

【キバナシャクナゲ】

【キバナシャクナゲ】のフェスティバル中

佐久側には残雪 彼方に富士山
 10分
奥ノ院 2805m 気象;曇り/晴 北西微風 気温;**℃
08:20
剣ほどではないが [カニの横バイ]と名がつく場所 佐久側を捲く岩場
カニの横バイ 佐久側から乗越したトコロ

上から観る大同心
 10分
大権現 2829m 気象;曇り/晴 北西微風 気温;14℃
08:30〜08:35
佐久側からハシゴを登ると横岳頂上の看板 平たい岩を積んだような割と広い頂上だ
腰が引けながら西側のガケを覗くと、今朝出立した赤岳鉱泉が真下にある
正月から毎月 八ヶ岳に登られていると言うご夫婦が登ってこられた 佐久側から登られたと言う
先月に比べれば、これでも残雪は急激に減ったそうだ

横岳頂上は広い

赤岳までの岩稜線

花咲く稜線
 15分
三叉峰 2825m 気象;曇り/晴 北西微風 気温;14℃
08:50
岩伝いに頂上へ 花を探していると 登山道を歩くおじさんが 「この先の崖にツクモが沢山咲いているよ」と
教えてくれる 『やったね!』

ホワイトクロス
【クモマナズナ】

花に化ける低木の芽

うつむきかげんで恥らう
【コメバツガザクラ】
 15分
石尊峰 2810m 気象;曇り/晴 気温;15℃
09:00
「お花ばかり観ているから なかなか進まないワ」 カメラ片手に女性の方が言う
自分も宝を探すように歩いているので同じだ でも 『こんな稜線歩きも楽しい』 時間は充分あるのだ


鉾岳は西側を捲く
 15分
鉾岳 2790m 気象;曇り/晴 気温;15℃
09:10
『あった!ツクモグサ』 鉾岳の西をトラバースして登り返した所 行者小屋まで落ち込む急峻なルンゼ源頭部だ
高山植物らしく頭でっかち びっしり覆うモヘヤが可愛い
付け根の青紫から先端の緑がかったクリーム色へのグラデーションが印象的な花弁
風でユレルと 〔ゴツゴツ〕の岩場で〔ポヤポヤ〕のマユ玉が転がっているようにも見える
皆さんが「ツクモグサ、ツクモグサ」と言うのもウナヅケル
とても貴重な種 今回自分は、この場所でしか観ることが出来なかった
西側斜面に咲くため、蕾の開きは弱いが満足です
開いた花を沢山観たい方は日が射す、午後に訪れた方が良いのカモ

日ノ岳は東側をトラバースして急角度で下る スラブ滑りやすい
 赤岳の頂が大きく見えてきた
 25分
二十三夜峰 2690m 気象;曇り/晴 気温;15℃
09:35
大きな尖った石峰が二十三夜峰
 二十三夜待ち-
月齢二十三日の晩に夜を更かして月待ちをすると、願いが叶うという言い伝え
 -にちなんだ名なのかしら
八ヶ岳も神道〜仏教〜修験と山岳信仰の対象であった山だ
でも月齢二十三の月って半月 とても半月には見えないケド!?


ここまで下れば赤岳展望荘までの道は緩やかになる
 10分
地蔵峰 2735m 気象;曇り/晴 気温;**℃
09:45 ここで行者小屋からの最短ルートである地蔵尾根登山道と合わさる 一段と赤い尾根の斜面が印象的だ
分岐点には地蔵様が待っている
 5分 
赤岳展望荘 2720m 気象;曇り/晴 北西微風 気温;16℃
09:50〜10:10
0266-58-7220
DoCoMo
今年はやはり雪解けが遅かったのか、梅雨の日照不足なのか、それとも観察不足なのか…
赤岳の近辺では高山植物が目立たなかった 残念ながら【ヤツガタケキスミレ】は見ることが出来なかった

花に彩られた稜線歩き 沢山写真を撮ったのでカメラのメモリーが無くなってしまった
小屋横で駄写真を整理する
ここからは赤岳頂上までは〔グイ グイッ〕と登る 浮石注意



八ヶ岳の別の魅力 なだらかで優雅な裾
三叉峰から伸びる杣添尾根
30分
赤岳 2899m 気象;晴/曇り 北西微風 気温;18℃
10:40〜10:50
DoCoMo
頂上は日本アルプスの展望台 梅雨期とは思えない視界に恵まれた
桜平から登られたお兄さんと一緒に山見三昧 それにしても今年はどこも残り雪が多いです

まだ新しい赤嶽神社の祠

『また焼けた〜』

〔富嶽〕 ってカンジ

赤岳の南 権現岳 編笠岳

北・駒・仙丈 南アルプス北部の主役

空木・木曽駒 中央アルプス

御嶽 →'06山スキーの模様

乗鞍岳 →'06山スキーの模様

北アルプス 穂高
お兄さんは桜平に車を停めたので稜線を戻ると言う 自分は頂上を南に進み 西の岩場へ降りてゆく
 20分
文三郎尾根分岐 2710m 気象;晴/曇り 気温;20℃
11:10

高いクサリは積雪期用
クサリが張られた岩場を急下降
岩の上にザレが浮き滑りやすい

このまま、文三郎尾根を降りて行けば行者小屋に出るが、
自分はどうもあの空中鉄階段が好きではない
今日は未登の阿弥陀岳に行ってみる

阿弥陀岳への稜線
 20分
中岳ノコル 2640m 気象;晴/曇り 気温;**℃
11:40
小ピークが中岳(2640m) 登りはハイマツに覆われた広い尾根道
太陽が顔を出す時間が長くなってきた 気温上昇、風も収まる ここでやっとレインの上着を脱ぐ
コルまではリッジ状 見上げる阿弥陀岳は短いが結構斜度ある岩登りだ
コルに数個のザックがデポしてある 自分はcoffee timeを予定 荷を背負ったままピストンする
登り始めると玉葱状構造というモノを初めて観る 岩が石卵を生み出すようで面白い 〔シゲシゲ〕と観察

【ダケカンバ】 これでも花です

【コイワカガミ】 艶っぽい

緑のバラ 【イワベンケイ】の芽

玉葱状構造の岩
阿弥陀岳の物は火山成り 溶岩が固まる際に外側と内部とで膨張差が生じ
何層もの同心殻構造が形成され、それが風化等で剥れてゆく

阿弥陀岳 浮石・落石注意
 20分
阿弥陀岳 2805m 気象;晴 無風 気温;26℃
12:00〜12:40
DoCoMo
先に登られていた方々は皆さん途中ですれ違ったので独りの頂上
小形の石碑や石仏が数多くある 信仰のナチュラルさ、歴史を想像する
初めて登ったが、ここは八ヶ岳の展望がすばらしい 蓼科山〜編笠山まで一望だ
『いい場所だ』 阿弥陀さまの横でcoffeeを飲みながら山を観る 『我、爽快ナリ』
 15分
中岳ノコル 2640m 気象;晴/曇り 無風 気温;25℃
12:55
登りより慎重に下ってコルへ戻る
かつてコルから中岳沢沿いに道があったそうだが
今は残雪に覆われている
シリセードで』 とも考えたがレインを着るのも面倒…
無難に高捲きの樹林帯道で行者小屋へ下る
見上げる阿弥陀の壁はクライミングワールド

森を抜け赤い沢を渡れば文三郎尾根の路と合わさる
ここからさらに10分ほどで行者小屋

グルグル螺旋
 35分
行者小屋 2350m 気象;曇り/晴 気温;26℃
13:30〜13:35
0266-72-3939
DoCoMo
小屋前では数パーティが休憩している
ソロおじさんは今から登られるそうだ 『ツクモグサが咲いていました』と告げると
「来た甲斐があるとよ」と嬉しそう
先ほど阿弥陀岳で出会った方々は、これから南沢を経て美濃戸に降りるそうだ
自分は荷物をデポしている赤岳鉱泉に向かう
 10分
中山乗越 2375m 気象;曇り/晴 気温;**℃
13:45 中山乗越へ森中の土道をユルリと進む
ここからから赤岳鉱泉までは標高差は150m 意外と下って行く
ヘリポートを過ぎれば鉱泉も近い
 20分
赤岳鉱泉 2220m 気象;晴/曇り 気温;27℃
14:05〜14:20
デポしてあったザックに、背負っていたサブザックをそのまま突っ込んで荷造り完了
往路と同じ北沢を戻るのだが、変化に富んでいる道なので飽きることはない
昨日より道脇の花々が増した気がするのは陽気のせいかしら〜

タンポポの木〈!?)

【タチツボスミレ】

【マイズルソウ】
花でなく葉が名の由来だそうだ
 45分
堰堤広場 1960m 気象;晴/曇り 気温;28℃
15:05 帰路は、ヘアピンカーブに出る 窪のショートカットを使う
今日の林道も蒸し暑かった
砂利林道
 30分
美濃戸駐車場 1660m 気象;晴/曇り 気温;29℃
15:35下山
駐車場着
隣に停まっているレガシーのおじさんも、ちょうど下山後の片付けをしている
おじさんは 今日ここから朝発ちで硫黄〜赤岳と巡ったそうだ
 『すごい体力です』
軟弱な自分は冷たく甘いソフトクリームを〔ペロん〕
延命の湯
インター手前、小淵沢の道の駅には温泉が併設されている
【延命の湯〈¥600)】 加水・加温の湯だが、赤岳の麓らしく赤茶色の湯
湯ざわりは 硬質感を強く感じる
広々ジャグジー浴槽、サウナや露天もある
なにより公共営業なのでとても清潔なのが気持ちいい
  【小淵沢/中央HW】→自宅 5時間/約240km〈¥4,700〉
 早々自宅に戻った それにしても平地は蒸し暑い 疲れているのにすぐには寝つけない!
 

天気図  この山行時の天気図 ;株式会社ウェザーマップ/気象人 のページへリンクさせていただいております
装 備   水タンク:2L 2食+行動食1日分
  テント、3シーズンシュラフ  、コンロ(中カートリッジ*1)
  60Lザック(14kg)《BCまで》→20Lック(5.5kg)
  Wストック《BCまで》
反 省 高山植物  あらためて高山植物はムズカシイ
同じような種類は なかなか区別がつかない 『図鑑を片手に〜』は自分の登山スタイルでは無い

花弁の写真だけでなく、葉や環境も記録しておかないと、帰ってから図鑑を見ても識別できない
また図鑑の写真と違う時期のモノ、亜種など複雑だ。
現在 勉強中の自分です もし、レポートが間違っていたらご指摘くださいませ。
 写真も難しい 険しい場所では光線、ピント、特徴 なかなか構図が取れない
デジタルカメラなので『なんでも、とりあえず』撮る メモリ容量を増すか、上手に使わないと。
発色や質感の表現も、まだまだデジタルにたよざらるをえない
good 荷物  赤岳鉱泉や行者小屋までなら、少々荷が重くても気にならない
大荷物を置き、ピストンではなく 日帰り周遊コースを取った
軽荷での岩稜線歩きは楽チンで楽しい
ツクモグサ  梅雨の晴れ間に【ツクモグサ】を観られたのは幸運でした
もちろんツクモグサ以外の花々も素敵でした
感 想 八ヶ岳は関東から近く、その気になれば日帰りでも高山気分を十分に味わえる もう少し足を運びましょう。

 「高山植物は厳しい環境で懸命に咲いている」と人は想いがちだが、花々にとっては其処が一番居心地の良い
絶妙な場所なのだと あらためて今回歩きながら思った
環境のバランスがを僅かでも崩れると、其処は別の植物に占領されてしまう
岩ひとつ、一歩の踏み込みが影響する ローインパクトでまいりましょう.。

【梅雨の晴れ間】
クリックでこのページのトップへ戻ります

2006山のもの へ
山のものトップ
海のものとも山のものともトップ

Copyright(C)2007 Taro.S All Right Reserved.