天気図 |
この山行時の天気図 ;株式会社ウェザーマップ/気象人 のページへリンクさせていただいております |
装 備 |
水 - 1.0L
1食+行動食1日分 (食は未使用)
ツエルト、コンロ(中カートリッジ*1)、シャベル
30Lザック(8kg)
足元 ;雪靴+スノーシュー or アイゼン
手元 ;Wストック or ピッケル
|
スノーシューイング・インプレッション |
スノーシューのフィーリングはとても好かった
今回購入した物は、浮力や斜面・アイスでのグリップも山スキーに勝るとも劣らないと感じた
さらに利点として |
【軽く軟らかい】
これは靴も関係しているのだが、山スキーの場合プラスチック製の靴で足元を固め、重さも自分の道具の場合、靴+シールを貼った状態で片足で約4.5sにもなる
それがスノーシューだと、足首の自由度が増す 皮や化学繊維製の靴で片足わずか1.8s
ザックで背負っても、スキ−板は〔ズシン〕とくるが、スノーシューはさほど気にならない
-山中でスノーシューを脱ぐ時は、たいていアイゼンを装着するのだからトータル的に同じぐらいー
強風で煽られたり、頭上の木に引っかかる事も無い |
【静かで小回りが利く】
山スキーで歩くと、どうしても〔ガチャン、ガチャン〕とビンディングからロボットのような音がするが、スノーシューは簡単な構造なだけに、とても静かだ
そしておそらく、同条件の山であれば 『カバーする範囲は一番広いのでは』と思った
タイトな樹林帯の中でも取り回しが良く、トレースが無くとも躊躇無く踏み込んでいける
Natural fieldに馴染みやすい道具だ |
反面、欠点として
【スピードが遅い 雪が重く・深くなると疲れる】
山スキーは重くて長いのだが、歩行時には滑らせながら足を前に出すだけなので、スネ深さぐらいの重雪でも意外と脚力は使わない 勿論下りは、滑れれば〔あっ〕と言う間だ
スノーシューの場合、雪が深く・重くなるほどに一旦足を上に引き上げ、それから前に出す動作になる
そのため、移動スピードは遅くなり、大腿四頭筋群が無雪時の歩行よりも疲れた
片足立ちでいる時間が長く発生するので、荷物が重くなってくると、さらに体力が必要になるかもしれない |
【やっぱり結局 道具は使い方】
ワカン・カンジキの軽量コンパクト性、アイゼンを付けたまま履けるなど、その利用価値はまだまだあると想うし、
山スキーでバックカントリーの斜面を滑るのは、他では得られない魅力がある
しかし、長時間ラッセルでワカンでは浮力が不足だったり、山スキーでは入山しにくい山・季節が沢山あるのも事実だ
今回“スノーシュー”を手に入れた事により、雪山のフィールドが広がったようです |
|
反省点 |
オーバープラン |
当初、がめつく双子山も登ろうと計画し、亀甲池まで行った
結果、これはオーバープランだった
自分の力では、天祥寺原から直接 大河原峠に到り、蓼科山を登ってくるぐらいで1Dayだ |
ピットテスト |
蓼科山の森林限界より上部 全面アイスと読んでビットテストを怠りアタックした
が、実際には深い吹き溜まりがあり、距離は短いが雪崩が発生してもおかしくない
斜面だった 要注意 |
good |
登山道外 |
雪山では、充分に雪が乗っていれば -禁止区域で無い限り- 何処を歩いてよい
その利点を活用し、地図・コンパスに助けられながら登山道外もだいぶ歩けた
|
感 想 |
とても2月初とは思えない陽気だった いくら立春とは言え、異常な暖かさだ
暦より2ヶ月ほど季節が先行している気がする
木々の雪は、もう大半が落ちているし、熊も目覚めて当然だ 本当に今シーズンは暖冬ですね
もっとスノーシューイングしたいし、山スキーもまだまだ滑り足りないデス・・・ |