尾根越しの辺りは 今までの高山帯とは異なる種類の花が沢山咲いていて最後の踏ん張りを後押ししてくれる。
尾根を回り込めば小屋が見えてくる。 |
小屋近くで小屋の番のおじさんが上がってきた。 「ずいぶん早着だな~」食材狩りなのであろう、カゴを片手に
オジサンは笑顔だ。 『はぁ~ まぁ~』(ほんとうはまだ、池ノ平に今夜泊るかどうか決めていない…) |
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『剱岳・北方稜線 無事終了。』小屋は先着の方々の笑い声で賑っていた。
たしかに途中でスケッチしてた割には、予定よりだいぶ早い。
『どうしようかな~』時間・体力的にも先の仙人池ヒュッテ・仙人池温泉の小屋までは行けそうだ。
しかし、そのどちらにもテント場が無い。 『次のテント場は阿曽原か』 新しい登山道“雲切新道”は
まだ歩いた事が無いので勝手が判らない_
小屋前の広場から望む八ツ峰の裏側には、よくない雲も少し湧いてきた。
『今日はここまで。』おじさんに幕営を申し込み、ついでにカレーライスもオーダーする。 |
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古いタイプの山小屋_テント泊りにはあまり関係ない_だが、
ここは水は豊富だし景色も良い。おまけに露天五右衛門風呂まであるのだ。
到着後すぐに申し込めば、チンネの湯に入れたかもしれないが、
スケッチを終えた頃には小屋泊りの方が多くなってしまった。
『残念だっちゃ~』 テントも合計4張りに増えていた |